妻籠方面ツーリング(2004/5/14)

酒匂が勤めている会社は、下期(10月〜翌3月)に仕事が集中するため、今年度は上期(4月〜9月)に休みを増やして、その分下期の出勤日を増やす、という変則的なカレンダーになりました。
5月14日はそうして休みになった1日で、1ヶ月近く前から「ツーリングに行こう」と決めていました。
まだバイクに乗り始めて間もない「友人の奥さん」を誘い、行き先は「妻籠方面」で、8時半に岡崎IC近くのコンビニ集合と決めました。
が、週間天気予報では14日は雨。
特に前日は土砂降りでした。

友人の奥さんはこの雨に恐れをなして、早々と不参加表明してしまいました。
しか〜し、前日は大雨とはいえ、ネットで天気予報を確認すると、更新の度に「14日の降水確率は下がっていき、17時に更新された情報では「14日の降水確率は1日中0%」という最高の予報でした。
夜になっても時折雨足が強くなったりして、少し不安でしたが、朝起きてみると「快晴」とまではいきませんが日は差していて、路面もほとんど乾いていました。
やっぱり普段の行いが良いからなぁ。(おいおい)

今回、ソロになってしまったため、多少気が抜けて、家を出たのは8時20分。
春日井ICから東名高速道路に乗り、本線に入るとツーリング気分が盛り上がってきます。

しばらく走ると少し寒くなってきました。
なんといってもTシャツの上に夏用のメッシュのブルゾン、という、ほとんど真夏の装備だからなぁ。
うぅ、おなかが冷えそうだ。

やっとの思いで(ってそんな大層なことでもないけど)赤塚PAに到着。
このPAは約1年ぶりで、昨年のツーリングもこのPAで休憩しています。
おいなりさんも健在でした。

おいなりさん

この日は世間一般は休日ではないため、部長から「ケータイはときどきチェックしてね」と言われていました。
そこで念のためチェックしてみると・・・う、部長から着信してる。
どーしよーかなー、と思いましたが、仕方なく部長に電話することにしました。
どうやら業者から問い合わせの電話が入ったらしく、業者に電話することに。
約10分、業者と話をして、何とか片づきました。
でも、これ、個人のケータイなんだけどなぁ。ぶつぶつ。

9時40分くらいに赤塚PAを出発。電話のせいで30分近くここにいたことになります。
豊川ICを降りて国道151号を北上しました。
昨年はそのまま151号を走っていきましたが、今回は国道257号に入ります。
国道151号から国道257号へのショートカットの道の途中の踏切で止められましたが、この路線(飯田線)は単線で、いい雰囲気を醸し出しています。
写真を撮ることができなかったのは残念です。

国道257号は町中を抜けると川沿いの山道に入りました。
ちょっと停車して写真撮影。

景色

気持ちよさそうでしょ。

路面はだいたい乾いていましたが、前日の大雨の名残で、ところどころ、道を横切って流れていたりしました。

道路を横切る水

しばらく走ると道が狭くなりました。
これじゃ、飛ばすわけにはいきませんね。

狭い道路

周りは田植えが終わった田圃だらけで、とてものどかです。(これって棚田って言うんでしたっけ?)

たんぼ

おおっ、道路に木が落ちている。
山道はこういうことがたまにあるからなぁ。

道路に落ちている木

撮影している時に後ろから来た乗用車はそろそろと木を避けてました。(写真左上の車)

またしばらく走ると道の両脇に「木工のアトリエ」のような建物がありました。

アトリエ1

アトリエ2

雰囲気が良かったので写真を撮りましたが、誰もいない様子でした。
休日なら人がいるんだろうか?
国道沿いとはいえ、街からは結構離れているので、「知る人ぞ知る工房」なのだろうか?

道がまた2車線に戻りましたが、大型トレーラーが前にいて車数台がのろのろと走っていました。
そのため、時速30〜40kmくらいで10分ほど我慢を強いられました。
国道473号との分岐の交差点(地図で調べたら「大田口」の交差点でした)で、ようやく信号待ちとなりました。
これは前に出るチャンス。
トレーラーは国道473号の方に行くようでしたが、まだ前に数台いたので一気に先頭に出ました。
信号が青に変わり、ここからは自分のペースで走ることができました。
登りのつづら折りがいくつか続きましたが、コーナーの道幅が割と広く、路面も良好なため、安心して曲がることができます。
コーナーのエリアが終わると、一転して視界が開けて、ほとんど曲がりがない道が続きました。
スピードを出そうと思えばいくらでも出せそうだ。
# いや、出してませんよ。ほんと。
このあたりは高度が上がってきたためか、ずいぶん寒くなってきました。
高速道路を走っていたときより寒い。
茶臼山高原道路のふもとにある「道の駅 アグリステーションなぐら」で休憩。
ここで服を1枚重ね着しました。持ってきてよかった。

さて、これからどうしようか、と地図を広げて見ていたら、駐車場の外に人影が・・・

ワラビ採りの人

周りの人たちの会話を聞いていると、どうやら「わらび」が採れるらしい。
道の駅でも山菜類を販売していましたが、勝手に採っても良いのだろうか。

道の駅を出発して5kmほどの国道153号との交差点で右折し、以後国道153号を北上するのですが、右折してすぐに「ねずみ取り」をやっていました。
さほどスピードを出していなかったので良かったが、気を付けなければ。

その後は、途中「工事中片側通行」の所が2カ所ほどあったが、交通量もさほど多くなく、概ね気持ちよく走ることができました。

12時すぎに「道の駅 信州平谷」に到着。
まず目に入ったのが「ウォータースライダー」でした。

温水プール

どうやらこの道の駅には温水プールがあるらしい。
他にも「温泉」や「健康器具」までありました。

温泉

健康器具

本当に盛りだくさんの「道の駅」です。
ただ、何一つ利用しませんでしたが。(トイレさえも)

ここで再度ケータイチェック。
う、また部長から留守電が入ってるぅ。
せっかくの楽しいツーリング中に、いきなり現実に引き戻されました。(涙)
部長に電話してみる・・・・留守電だ。
用件が片づかないまま走るのは嫌だったけど、仕方ないので出発することに。
道向かいのGSで給油してから出発。

国道256号との合流地点までの道沿いには蕎麦屋が何軒もあり、その中に以前「気になる物」で紹介した蕎麦屋も健在でした。
国道256号との合流地点で、本当は左に行かなければいけなかったのですが、うっかり右に行ってしまいました。(笑)
すぐに気づいてUターンしたんだけど、前に何台か車が入ってしまいました。
それで、しばらくは、「前の車に追いつく」→「抜けるところで抜く」の繰り返しでした。
ようやく前走車がいなくなり、清内路トンネルを抜けると下りのつづら折りです。
流す程度のペースなので、怖い思いをすることなく楽しめました。

そして妻籠に到着。
ですが、駐車場が有料なんですよねぇ。

有料駐車場

一人で駐車場代を払ってまで散策しようとは思わなかったので、ここはスルーすることにしました。
ただ、部長からの電話が気になったので、路肩に停めて電話してみると「もう用事は済んだからいいよ」だって。(怒)
トラブルじゃなかっただけ良しとするか。

さて次は馬籠の方に行こうと思っていましたが、トイレにも行きたかったので、いったん国道19号に出て「道の駅 賤母」で休憩することにしました。
この道の駅は、以前「乗鞍ツーリング」の時に雨宿りした、思い出深い(ちょっと大げさか)道の駅です。

道の駅 賤母

目的地だった妻籠で止まらなかったので、ここでお土産を買う事にしました。
特に変わった物もなく(^_^;)、普通のお菓子を買いました。
休憩がてら地図を広げて、帰りのルートを検討。
いったん妻籠の方に戻り、馬籠を抜けて国道19号へ、その後国道363号に入ることまで決めて、出発。
地図を見ると「雄滝・雌滝」というのが馬籠の手前にあるので、とりあえずそこを目指すことにしました。

妻籠を再度通過して、県道7号にそれると、なかなか気持ちの良い道で、目的地の雄滝・雌滝にはすぐ到着しました。
そこの駐車場にはこんな看板がありました。

看板1

滝を擬人化して、ゴミのポイ捨てをやんわりと注意しています。
川辺まで続く階段を下りていくと、今度はこんな看板が。

看板2

「滝」さんはやんわりと、でしたが、「山の神様」は「天罰を下すぞ」と脅していますね。

雄滝と雌滝はさすがにすばらしいものでした。

雄滝
雄滝

雌滝
雌滝

特に雄滝は、水しぶきがかかるところまで近づくことができます。

しばらくマイナスイオンを全身に浴びてから、階段を登り駐車場に戻りました。
ヘルメットのシールドに虫がたくさんついていたので、掃除のためにティッシュを水で濡らそうとトイレに行きました。
そのトイレはほとんどメンテナンスされていないようで、4つの個室のうち3つが使用できないようになっていました。

トイレ

前は峠茶屋だったと思われる建物もありましたが、使われなくなってから結構年月がたっている様子でしたので、ここにはあまり観光客は来ないのでしょうか。
確かに滝しかありませんが、いわゆる観光地の騒々しさがなく、そういうところが好きな方にはお奨めです。

雄滝・雌滝を出発し、馬籠を通過して国道19号に出ました。
馬籠は無料駐車場があるようですが、今回はパス。
しばらく国道19号を走り、国道363号に入りました。

国道363号

これが国道なのか?
道幅がかなり狭く、一瞬、道を間違えたのかと思いました。
峠にはいると、路面も荒れ気味だったため、まったくペースをあげることができません。
ただ、登りは1車線でしたが、下りは2車線だったので、まだ良かったですけど。

さて、山岡付近からどの道で帰ろうか。
国道418号を北上して帰るルート、そのまま国道363号を走るルートも考えたが、今回は「県道33号→県道20号→県道66号」で多治見に出るルートで帰ることにしました。

県道33号をしばらく走ると、「ん? 観覧車?」。

巨大水車

観覧車ではなく「巨大な水車」でした。
ここは「道の駅 おばあちゃん市・山岡」で、水車は道の駅のシンボルのようです。
この道の駅は小里川ダムの横にあり、ダムの様子を一望することができます。

ダム

ダムの上まで歩いていくこともできましたが、それはまた次回、ということで。
# 本当か? > 自分

道の駅を出発してすぐに小里城大橋を渡って県道20号に入りました。
この「小里城大橋」は名前の通り、とても大きな橋でした。

小里城大橋

この写真は橋を渡りきったところから写しましたが、下に見えるのが県道20号だと思います。
# 高さ何メートルあるんだろ?

瑞浪で県道20号から県道66号に入りましたが、この道は今回のツーリングで唯一の失敗でした。
渋滞こそしていませんでしたが、交通量が比較的多く、前にトラックが走っていてまったくペースが上がりません。
地図に「R19渋滞時の抜け道」と書いてあったので、流れが良いのかなと思っていましたが・・・
国道363号をそのまま走っていれば良かったかなぁ。

途中の「道の駅 土岐」の建物の形が変わっていたので、撮影のためだけに立ち寄りました。

道の駅 土岐

ヘルメットも取らずに歩道橋を渡って写真を撮っていたので、傍目には「怪しい人」に見えたでしょうね。
駐車場の入り口のオブジェも変わっていたのでついでに撮影。

道の駅のオブジェ

県道66号から県道15号に入りましたが、観光バスが前に・・・
この県道15号(私は「愛岐道路」の呼び名の方が馴染みが深いですが)は川沿いの気持ちよい道であることがわかっているため、バスは早めにパスしましたが、結局その前の集団に追いついてしまい、普通に走ってました。

自宅近くのガソリンスタンドで給油し、家に着いたのは5時でした。

走行距離334km、平均燃費18.8km/lでした。

ちなみに、今回のレポートで「あれを食べた、飲んだ」という記述がまったくありませんが、これは本当に飲まず食わずで走っていたからです。(笑)
ソロで走ると、休憩するのが面倒なんですよねぇ。


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