寸又峡ツーリング(2010/9/17)
前回の高山ツーリング(2010/5/21)以来、全くバイクに乗ってませんでした。
乗ったのは、車検のためのバイク屋との往復だけ。(笑)
本当は7月か8月くらいにツーリングに行こうと思ってたんだけど、今年の猛暑の中を走るのはさすがに厳しいので結局やめてしまったし。
9月も半ばになり、ようやく涼しくなってきたので、9/17に会社を休んでツーリングに行くことにした。
行き先は・・・今まで一度も行ったことがない「寸又峡」にある吊り橋を渡ってみたい、ということで、「寸又峡の『夢の吊橋』を渡ろうツーリング」に決定。
9/15,16と天気が悪くてちょっと心配していたけど、さすが晴れ男(笑)、9/16の夕方には雨もやみ、9/17は朝から青空が広がる良い天気。
8:15頃、「さぁ行くぞ」とバイクのセルスイッチを押す。
するとセルモータが勢いよく回・・・・らない。
前日の晩、ガソリンを入れに行った時も、最初はセルモータが回らず、しばらく放置後に再度試して、ようやくエンジンがかかったが、今日も同じだ。
今回もしばらく放置した後にエンジンがかかった。
ちょっと調子が悪いのかな。
でも、せっかく会社を休んだのに、このままバイク屋に持っていって1日をつぶすのはもったいないので、ツーリングは予定通り決行。(笑)
もし、向こうでセルモータが回らなくても、押しがけすればいいし。(笑)
このトラブルのため、ちょっと遅れたが、何とか出発。
春日井ICから東名高速道路に乗り、東京方面に向かう。
天気が良く、日差しはあるが、走っている分にはちょうど良い気候だ。
しかし、順調な走行は長くは続かず、名古屋ICの手前で渋滞につかまってしまった。(涙)
電光掲示板で見ると、事故渋滞のようで、日進JCTまで続いているらしい・・
バイクで渋滞にはまると、かなり疲れるんだよなぁ。
渋滞中は、当然、止まったり動いたりの繰り返しになるのだが、ここで異変に気づいた。
低速域で、エンジンの吹けが悪いのだ。
たぶん、ずっと乗ってなかったから、タンク内の水分が凝結したんだと思う・・・と自分に言い聞かせる。(笑)
途中で止まってしまわないことを祈ろう。
ようやく渋滞を抜けた後は、流れは順調だった。
途中で別の事故渋滞もあったけど、ほんのわずかな時間だったし。
10時くらいに遠州豊田PAに到着。最初の休憩をとる。
トイレに行き、缶コーヒーを飲んで、さぁ出発・・・と思ったとき、ネコが歩いているのを発見!
近づいて手を出しても逃げる気配がないので、しばらく遊ぶ。(笑)
ネコと遊んでいたため、出発が10時半くらいになってしまった。
走り出すときに、低速のもたつきが消えていることに気が付いた。
やはり、タンクに水がたまっていたのかな。
相良・牧之原ICで高速道路を降り、国道473号を北上する。
さすが静岡はお茶の産地だ。お茶畑があちこちにあるし、町中を走っていると、時折お茶の香りがする。
金谷町を抜けると、左側にお茶畑、右側の眼下に大井川、という抜群のロケーションとなる。
信号もほとんどなく、ワインディングや川沿いの道が続き、とても気持ち良い。
SLが走る大井川鉄道の線路も見え隠れしている。(残念ながらSLを見ることはできなかったが)
川根町のGSで給油した後、国道362号、県道77号を、「寸又峡」の看板を頼りに進んでいく。
途中の景色もなかなか素晴らしかったのだが、止まることなく走り続けたため、写真は無い。(笑)
寸又峡の手前の数キロの道は、1〜1.5車線のワインディングで、4輪どうしだとすれ違う場所を選ばなければならない道だ。
こちらは2輪なので、すれ違い自体は何とかなるが、それでも、ブラインドコーナーが多いため、カーブミラーを確認しないとかなり危ない。
道を楽しむには2車線が欲しいところだが、こんな山奥にそれを期待するのは無茶か。(笑)
もうすぐ寸又峡というところで、「バイクを停めることができて、景色が良いところ」があったので、ようやく写真撮影。(笑)
# 今まで文章ばかりですみません。m(_ _)m
再び走り出し、すぐに寸又峡温泉街に到着。
この時、12時を過ぎていたので、まずは腹ごしらえ。
温泉街の一番奥(遊歩道の入り口近く)にある食堂で「山菜定食」を食べた。
# あとで気づいたのですが、お椀のふたを開けて撮ればよかったですね。
この「山菜定食」ですが、注文してからやまめの塩焼きを焼き始めるため、出てくるまで20分くらいかかるのだが、大変美味しかったので、待った甲斐がある。
食事も終わり、いよいよ散策に向かうのだが、食堂の人にバイクを置かせてもらうようお願いしたところ、快く承諾していただいた。
それだけでなく、「余計な荷物は置いていっていいよ」と暖かいお言葉までいただき、お言葉に甘えて荷物とジャケットを置かせていただいた。
メッシュジャケットとはいえ、着て歩くとかなり暑くなりそうだったので、とても助かる。
そんな優しいご主人がいる食堂はこちらの「紅竹食堂」さんです。
いよいよ散策開始。
散策道の「寸又峡プロムナード」の入り口にカモシカのモニュメントが鎮座している。
散策道からカモシカが見られることもあるそうだ。
一般車通行止めのゲートを通り、散策道を歩いていく。
右側は峡谷になっていて、吊り橋も見える。
地図を見ると「夢の吊橋」ではなさそうだ。
しばらく歩くとトンネルがある。
このトンネルの名前は「天子のトンネル」というらしい・・・
トンネルと抜けると、夢の吊橋に向かう下り坂があり、さらに階段でどんどん下っていく。
そうして、ようやく夢の吊橋が見えてきた。
橋の正面から見ると、人が歩く部分は幅40cmほどしかない。
いよいよ渡り始めると、ゆっくり歩いているのに揺れる揺れる。(笑)
下を見ると、渡り板の横が丸見えで、怖い怖い。(笑)
ようやく吊り橋を渡り終えると、今度は展望台への登り階段が続くのだが、この登りが急で、運動不足の体にはとても応える。
坂の途中には、「くろう坂」とか、
「やれやれどころ」(ちょっと休憩できる場所)とか、
「えっちら階段」とか、
いかにも、大変そうな名前がついている。
息を切らしながら展望台にたどり着くと、そこには、千頭森林鉄道で使用されていた車両が展示されている。
ただ、展望台の割に、景色はいまいち。
紅葉の時期なら、素晴らしい光景なんだろうけど。(笑)
それでも、ごく一部ではあるが、赤くなっている葉っぱも見ることができた。
今回の散策コースは、「プロムナードコース」と呼ばれるもので、本来は、この後、川の上流の「飛龍橋」を渡って入り口まで戻るのだが、この時は上流の方で工事をしていて、飛龍橋を渡ることができず、登ってきた道を再び降りて、夢の吊橋を渡って戻ることになった。
急な下り坂を降り、また揺れる吊り橋を渡るのだが、今度は、動画を撮ろうかな。
紅葉の時期でもない平日なので、人は少なかったが、それでも少しは吊り橋の所にやってくるため、人がいなくなるまでひたすら待つ。
待っている間に、吊り橋の写真を撮ってみる。
そうして、人がいなくなったところで、動画を撮りながら吊り橋を渡る。
[吊り橋の動画] (Windows Media Player版)
[吊り橋の動画] (QuickTime Player版)
ちょっとでも雰囲気を味わってもらえるだろうか。(笑)
# 私の環境では動画を見ることができましたが、もし見ることができなかったらごめんなさい。
## 何人かの知人から「見られない!」と苦情が来ましたので、ファイル形式を変更しました。
## Windows Media PlayerかQuickTime Playerなら見られるはず・・・・
また階段を登り、元来た道を戻る。
食堂まで戻ると、食堂のおばちゃんが外に出ていて、「水でも飲んでいきな」(こんな口調ではないけど)と言ってくれたので、お言葉に甘えて休憩することに。(笑)
一息ついたあと出発する。
往きは、「寸又峡」の看板を頼りに走ってきたのだが、帰りはどっち方面に行けばいいのか、わからなくなることがあり、1回、道を間違えた。(笑)
四輪にはカーナビをつけて、それに頼り切った運転をしているが、バイクにも付けなきゃダメかなぁ。
地図を見ようにも、最近は小さな字が読みづらいし。(老眼とも言う)
国道362号に入って下泉のあたりで「不動滝」と書かれた看板を見つけたので、ちょっと寄り道して、滝の写真を撮ることにした。
不動滝に到着したが、観光客は誰もいない。
写真を撮り放題だったから、かえって都合が良かったのだが。
不動滝を出発したのは18時近くで、ちょっと暗くなりかけてきたので急ごう。
走り出してすぐ、大井川鉄道の塩郷駅付近にある、川にかかっている大きな吊り橋の横を通る。
往きに見たときも「大きな吊り橋だ」と思ったけど、もしかしたら、寸又峡にあった「夢の吊橋」より大きいんじゃないだろうか?
川面からの高さもあり、こちらの方が怖そうだ。
横を走り抜けていくだけなので、適当な事を考えている。(笑)
あたりは、みるみる暗くなってくる。
国道473号を南下していくと、峠道っぽいところがあるのだが、電灯がほとんどないので、結構怖い。
前を走っている車について走る。
国道473号から国道1号に入り、西に向かう。
対向車線(東行き)は渋滞でほとんど流れていないが、西行きは順調に流れていて助かる。
# 結局、対向車線は掛川付近まで渋滞が続いていた。
袋井ICから東名高速道路に乗り、家路を急ぐ・・・つもりが、渋滞案内で「音羽蒲郡・岡崎間 渋滞12km」の表示が。
あぁそうだった。あそこはいつも渋滞するんだった。(涙)
とりあえず浜名湖SAで情報収集する。
渋滞情報は相変わらずだ。
ん〜、音羽蒲郡で降りて岡崎まで国道1号を走るか、高速道路をずっと走るか迷うところだ。
最終判断はまだせず、音羽蒲郡手前の赤塚PAまで行ってみる。
途中の電光掲示板で「音羽蒲郡・豊田JC間 渋滞12km」と、表示が変わっている。
赤塚PAで地図を確認してみると、音羽蒲郡から豊田JCをパスしようとすると、かなりの距離の一般道を走ることになり、それはそれで時間がかかりそうだ。
しかたない、高速道路をそのまま走ろう。
音羽蒲郡ICを通り過ぎると、すぐに渋滞につかまった。
とは言っても、多少は流れていて、思ったより早く渋滞をパスできた。
あとは、自宅まで快調に走る。
春日井ICで降り、GSで給油して、21:15頃、自宅に到着。
走行距離 446km、平均燃費 19.0km/l でした。
久々のバイクだったのに、長距離を走っちゃったので、翌日と翌々日は、首とか腕とか股関節が痛かったです。(笑)
ちなみに、翌日、エンジンをかけてみると、すんなりかかった。
やっぱり、バッテリーがあがりかけていたのかな。(笑)
追伸・・・
このツーリングレポートをアップしたのは、10月17日ですが、ツーリングに行ったのはちょうと1ヶ月前の9月17日です。
1ヶ月も放置していて申し訳ありません。m(_ _)m
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