茶臼山避暑ツーリング (2007/7/27)

今年は、私が会社に入って「ん十年」たったので、会社から節目休暇というのをいただいた。
1年のうち、いつ休みを取っても良いのだが、期末は忙しいし、期の始めは前の期末に作業した案件がしばらく後を引くことが多く、こちらも忙しいので、子供の夏休みに合わせて、7月の終わりに取ることにした。
その中で天気の良い日にツーリングに行こう、と決めていて、それが7月27日だった。
今回は、昨年末に買ったデジタル一眼レフカメラ「Pentax K10D」を持って行くことにしていたので、天気が良い事は必須条件なのだ。

7月27日は、朝からいい天気。
天気予報では「この夏一番の暑さ」とか言っている。
バイク乗りにとって、暑いのは結構つらい事ではあるが、今回の行き先は「茶臼山」のつもりなので、「山頂の涼しさを際だたせてくれる」と考えれば、暑いのも我慢できる。

朝8:40頃、自宅を出発し、まずは近所のGSで給油。
その後、春日井ICから東名高速道路に乗ったが、しばらく走ると渋滞にはまってしまった。
しばらくそのままのろのろと走っていたが、電光掲示板に「岡崎IC付近渋滞」との表示。
「豊川ICで降りて、国道151号、国道257号を北上して茶臼山へ」と思っていたが、このままずっと渋滞というのもかなわないので、急遽、「伊勢湾岸自動車道」に逸れて、別の道で行くことにした。
東名の渋滞を横目に豊田Jctで伊勢湾岸道路に入ると、こちらは極めて順調に流れている。
豊田松平ICで降り、国道301号を東に走る。
この国道301号は

国道301号 その1

こんな感じの道や、

国道301号 その2

こんな感じの道、または山の中の道(道幅は広くはないが、舗装は悪くない)で、とても気持ちよく走ることができる道だ。

10:30頃、道の駅「つくで手作り村」に到着。
思ったより風が涼しくて心地よい。
「こりゃ、茶臼山まで行く必要ないかな」と一瞬思ったが、やっぱり行かなきゃ。

10:50頃、「つくで手作り村」を出発。
そのまま茶臼山に向かうのも何なので、本宮山スカイラインを通ってから向かうことにした。
本宮山スカイラインは、以前は有料だったが、無料化されてから久しい。
昨年秋に、タイヤ交換した直後くらいに久々に走りに来てみたが、その時は、所々で「道路に落ち葉がたまっていて、轍だけが落ち葉が無い状態」で、ペースを上げて走るのは怖かった。
今回はその時のようなことはなかったが、無料化のためか管理が行き届かず路面が良くない所があり(これは前回も同様だが)、また、背中にカメラを背負っているので、やはりペースは上げられなかったのだった。
# 本宮山スカイライン内のトイレは、逆に有料になっているので注意が必要である。
# 前回、トイレに入って出てきたら、管理人(隣接した店の人)が出てきて50円を請求された。
# 確かに「1回50円」と書いてあったけどね。
ちなみに、カメラはロープロの「スリングショット200AW」というワンショルダーのバッグに入れて背負っている。
このバッグ、収納部分をぐりんと前に回せば、バッグを降ろすことなく、カメラを取り出すことができる優れもので、今回は、レンズを付けた状態のカメラと、交換レンズ2本を入れてきた。

本宮山スカイラインを出て、国道301号を南下していくと、だんだん暑くなってきた。
つくで手作り村で涼しかったのは、標高が高かったためだったのか。
また、途中でエンジン音が静かだなぁと感じていたが、つばを飲み込んだら、音が大きく(正常に)なった。
これも気圧の変化で耳がおかしくなっていたようだ。
でも、そんなに標高違ったっけ?

国道151号に出る頃には、とてつもなく暑くなっていた。
国道257号を北上するルートで、道の駅「アグリステーションhなぐら」を目指す。
国道151号から国道257号に入る時に、ちょっとだけ国道を逸れたところにある踏切で、写真を撮った。(正確には「踏切近くの駅を踏切付近から撮った」のだが)

大海駅

# 地図で調べたところ、JR飯田線の大海駅だ。
この踏切は、以前から「雰囲気があっていいなぁ」と思っていたので、今回はどうしても写真に撮りたかったのだ。

踏切を過ぎ、国道257号に入ると、豊川沿いに山の中に入っていく。
景色が良い所があったので、止まって撮影。

豊川

またしばらく行くと、今度は、鮎釣りをしている人を発見。

鮎釣りの人

# 鮎を釣っている人、結構いたなぁ。

その後、気持ちいいつづら折りを抜けて、12:40頃、アグリステーションなぐらに到着。
ここで昼食をとる。
この日の昼食は「冷やし高原おろしそば \600」だ。
食後に「えごまかけソフトクリーム \250」を注文した。
# ただのソフトクリームと値段が同じ、というのが魅力的。
これは「えごまソースがかかったソフトクリーム」かなぁと思っていたら、出てきたソフトクリームにかかっていたのは、「すった『えごま』そのもの」だった。
えごまの味がダイレクトに伝わってくる。
写真を撮りたかったけど、さすがに店の中で一眼レフを出すのは気が引けたのでやめた。
今度は、コンパクトデジカメも持って来なきゃ。

13:20頃、アグリステーションなぐらを出発し、すぐ前の茶臼山高原道路を駆け上がる。
まず料金所で料金を払うのだが、全線片道990円と結構高い。
平日ということもあり、ほとんど車は走っておらず、あっという間に山頂の駐車場に到着。
# 20分程度で990円はやっぱり高いなぁと実感する。

ここまで来ると、さすがに風が吹くと冷たくて気持ちいいが、風がないとそれほど涼しくもない。
空には雲が多くかかっていて、あまり景色は良くない。

茶臼山山頂付近

もっと良い天気を期待していたんだけど、こればかりはどうしようもない。

ちょっと歩いていたら、駐車場の脇に、こんな看板を見つけた。

看板

「見晴らし台 10分・茶臼山山頂 25分」かぁ。
革パンツにブーツという格好で長時間歩くのはしんどいけど、見晴らし台くらいまでは行きたいと思い、登ることにした。
が、その道はこんなのであった。

登山道?

え〜っ、まともな道じゃないじゃん。
しかたなくこの道を登り始めた。
ちょっと登ると、広場みたいな所に出た。

草原

ベンチも用意してあり、休憩できるようになっている。
# この時は誰もいなかったが。
さらに歩いていると、両足のかかとの後側に違和感発生。
あ、やっちゃった。靴擦れだ。
ブーツは、購入してから1年くらい経過しているが、通勤に使用する程度で、ブーツを履いての歩行はあまりしていないので、今回靴擦れが起きたようだ。
# バイク用ブーツ(しかもレーシング用)で山道を歩く方に無理があるか。
靴擦れしちゃったものはしょうがない、とそのまま歩いていった。
しばらくすると、こんな入り口が・・・

見晴台へ続く入り口

ここに入るのか?
看板がなければ入らなかったかも。

入るとすぐに見晴台があった。

見晴台

まだそんなに登っていないのに見晴台がある、ということは、見晴らしはあまり期待できない。
と思ったら、案の定、景色は、下の広場で見たときと大差なかった、というよりも、見晴台の両側には木の枝が茂っていて、視界を遮るような格好になっているため、むしろ下の広場の方が景色はよかった。

見晴台からの風景

天気が良ければ、遠くの山々が見えたかもしれないので、見晴台の意味があったかもしれないが、この日の天気では遠くが見えないので、まったくメリットなしだった。(靴擦れを押して登ってきたのに・・・)
早々に見晴台を離れて、駐車場に戻った。
見晴台までの登り降りで、山の上にもかかわらず、汗だくになってしまった。
これじゃ、何のためにここまできたのやら。

駐車場のそばの草原で、しばし寝ころんで休憩。
静かで、ウグイスの声くらいしか聞こえてこない。
ずっと寝ていたかった。(笑)

14:50頃、山頂駐車場を出て、下界の「アグリステーションなぐら」に戻る。
やっぱり、下に降りると暑い暑い。

さて、ここからどの道を通って帰ろうか。
現在時刻と自宅までの距離を考慮して、「国道257号から国道363号に入り、定光寺経由で帰宅」のルートに決定。

ここまでで結構ガソリンを消費し、たぶん自宅まではもたないので、途中で給油することにした。
どうせなら、カードを持っているENEOSにしようと思い、地図で調べると、しばらくは走行予定のルート上にはGSがなくて、ルートから少し外れたところに1件あるようだ。
そのGSに寄り、GSのじいちゃんに「カードを使えるか?」と聞いたところ、なにやらもそもそ言っていたが使えるようだったので、カードを渡して「レギュラー満タン」と頼んだ。
給油が終わり、じいちゃんが、「○○円」と現金を要求してくるので、「カード渡したでしょ?」と言ったら、「現金でボタンを押しちゃった。カードはキャッシュカードかと思った。」というような事を言ってくれる。
# 「キャッシュカード」って・・・
「え〜〜っ」と思ったが、このじいちゃんに変更操作させると、とてつもなく時間がかかりそうだったので現金で払うことにした。
だが、あとで明細を見ると、「1リットルあたり146円」という、この時期ではハイオク並みの価格だった。(涙)
ここからしばらく走った道沿いに、130円台前半のENEOSがあったことが悔しさを倍増させる。

気を取り直し、国道257号を北上し、岩村で国道363号に左折する。
そのまま国道363号を走ると結構南の方を迂回することになるので、途中で一旦県道33号に入り、そしてまた国道363号に戻ることにした。
県道33号の途中には、以前も立ち寄ったことがある道の駅「おばあちゃん市・山岡」があり、今回も立ち寄った。([妻籠方面ツーリング(2004/5/14)]参照)
ここに来たら、とりあえず「でかい水車」を撮らなきゃ。

水車

前回はコンパクトデジカメしか持っておらず、広角側の焦点距離が、35mm換算で38mmというものだったので、水車全体を写真に入れようとすると、結構離れなければならなかったが、今回は35mm換算で24mm程度のレンズを持っているので、かなり寄れる。
今回は、ダムを渡り、向こう側から見た水車も撮ってみた。

対岸から見た水車

比較するものがあると、水車のでかさがよくわかる。
この道の駅に着く頃には、空には雲がほとんどなくなっていたが、茶臼山でもこれくらい天気良ければよかったのになぁ

17:00頃、道の駅を出発。
国道363号に戻り、西へ走る。
交通量も少なく、瀬戸市に入ったところの峠道は結構おもしろいのだが、前に4輪が・・・(どいてくれる気配は全くなかった)
国道257号で右折し、しばらく走って県道205号で定光寺を経由し、近所のGSで給油して、18:30頃帰宅。

走行距離 293km、平均燃費 18.2km/l でした。

追伸
今回撮影した写真の一部をYahooブログ「けんの撮影日記」の8月25日分に掲載しています。
ツーレポに載せていない写真もありますし、ツーレポに載せた画像よりも高解像度でアップしていますので、よろしければそちらもご覧ください。

# ツーリングから1ヶ月も経つと、だいぶ記憶があいまいになっています。(笑)


[戻る]

[トップページへ]